連日のハードワーク、朝起きたら体が満足に動かず下肢は触れられるだけでも痛い状態に

 

【高校3年生 18才女性】

(症状)
宝塚歌劇団への入団を目指していた。発生練習、ダンス、日舞、書道など習い事だけで7つもやっていた。学校も通っていたので毎日早朝から夜までぎっしりと予定の入ったハードな毎日。ある日、疲労の蓄積が凄すぎてまともに歩けなくなってしまった。下肢の疲労が特に酷く、太股は触れるだけで痛みを感じるほどになってしまっていた。筋肉の使い過ぎで組織の炎症が酷く、回復が追いついていないことや循環が悪くなっている為だと考えられる。

時には休息も必要

 

通常のマッサージはできないので、圧に気をつけながらの軽擦で体の末梢(手や足の指先)から体の中心に向けて老廃物を流してあげるように施療。大腿四頭筋(太股の前側)は特に過敏になっていたので氷のうを用いてアイシング(炎症箇所を冷やして炎症を少しでも抑える)。仙腸関節(骨盤のお尻側にある関節)は特に酷く左右共に緩んでしまっていて両足共に力が上手く入らない状態だった。仙腸関節がしっかり機能できるように調整。さらに最低でも1週間は運動の習い事を必ず休むように指示。
1ケ月後に再来店した時は体はすっかり回復していた。施療するだけでなく、体の状況を見て判断することも大事。休みを作らないと壊れた組織は回復してくれない。

その後、宝塚には合格したがなぜか入団せず、劇団四季に入団したとの話を聞いた。



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